宇治市議会令和3年3月定例会代表質問。
●第7次行政改革に特に実施が必要なものは?
答)小中学校児童に一人1台のタブレット端末の配備、電子図書館サービス、マイナンバーカード利用における住民票交付などのオンライン申請を整備する。
次なるはコンビニ交付など市役所に来なくても各種証明が取得できるシステムを要望。
●宇治市財源、収支不足85億円の解消は?
答)基金に依存なく予算編成ができている。令和元年度決算では単年度収支は黒字であり、持続可能な財政運営で、着実に取り組み進めている。
●基礎自治体の業務は多岐にわたる。定員管理は適正か?時間外勤務の縮減目標は?
答)多様化する市民ニーズに適切に対応するため、適正な定員管理を行う。
時間外勤務は昨年度に比べ減少傾向である。
●本市職員の人件費の削減についての考えは?
答)時間外勤務手当の縮減や持ち家の住居手当の廃止を進めた。市民理解が得られるように引き続き適正な給与制度のあり方を検討する。
●自主財源確保は?
答)冊子・公用車・市政だよりへの有料広告の掲載に取り組んでいる。市税・各種料金収納にはコンビニ・マルチペイメントネットワーク・キャシュレス決済を導入し利便性向上に取り組んだ。
●企業誘致はすべき、現在でもニーズはあるのか?
答)市内企業アンケートでは現下の経済情勢においても、用地の移転・拡張を模索されている。
●産業立地検討エリアは工業地域だけでなく、商業施設、住居地・芝生の広場など近隣都市でも成功している通勤・買い物・娯楽・子育て環境など多岐にわたり「定住、移住を検討する子育て世代にとって魅力ある都市計画区域」を目指すように強く要望。
答)産業立地検討エリアを新たに設けた。新たな雇用は既存商業での家計消費にもつながるなど、市内経済への波及効果や賑わいの創出などを期待している。企業立地に向け、しっかり取り組む。
●ワクチン接種(基礎疾患のある者)の申請方法は?
答)慢性の呼吸器の病気、高血圧を含む慢性の心臓病など13の病気または状態にある方で通院・入院されている方およびBMI130以上の肥満の方とされている。ご自身が予診表に記載された内容で確認する(自主申告)
●高齢者で接種を望まない方のワクチンは介護施設職員など福祉施設従事者に優先接種を要望。
答)一定の要件を満たせば差支えがない。ワクチンの供給量を見据えながら検討する。
●ワクチン副反応に対する対応は迅速にと要望。
答)副反応の健康被害については予防接種法の規定で市長が健康被害を生じたと厚労大臣が認めたものについて救済給付を行い、その費用は国が負担する。手続きは宇治市から京都府、厚労省に調査資料を提出。認定審査会による判定を受け、請求者に給付を行う。宇治市としては請求者に丁寧な対応を心がける。
●現在、医療体制は大丈夫か?
答)京都府、2月25日現在で確保病床数は416床(使用率26.4%)、うちすぐに利用できる病床数は350床(使用率31.4%)で入院患者は110名、施設療養者は6名の状況。
●介護施設の人材不足は大丈夫か?状況は?少子高齢化社会を見据えコロナ鎮静後は事業者の外国人介護人材の確保と京都府外国人介護人材支援センターと連携を要望。
答)アンケートでは約半数を超える事業所が介護職員不足を感じている。同センターとも連携し事業所の支援を進める。
●特別養護老人ホームの入所待機者は?施設の増設・増床が必要だ。
答)令和2年4月時点で待機者は229人。令和元年に10床増やした。今後も増床に向けて計画に位置付ける。
●府道京都宇治線の交差点改良と歩道の安全対策を要望。
答)二尾木幡線(東宇治高校方面の道)の交差点は府道西側を拡幅工事中(要望実現)。府道沿い木幡交番南側の交差点(御陵道)、東宇治地域福祉センター前の交差点の各所右折レーンの設置により渋滞解消と府道沿線の歩道バリアフリーと路面整備、新たな歩道整備をさらに要望。
●木幡池の排水機能向上(毎秒6立米の排水ポンプ、毎秒3.5立米の排水能力のある樋門設置)により毎秒50立方メートルの排水樋門設置の要望が実現。コロナによる地元調整の遅れを取り戻し、早期工事完成を要望。五ケ庄西川原地区(公園地下)の雨水貯留施設は整備に取り組む(要望実現)。
緑地公園化については治水対策完了後、安全対策を徹底し散策道、ベンチ、公衆トイレ、緑地広場の設置により「水辺空間の憩いの場」を実行できることから進めるように強く要望。
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